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信長のシェフ2 第4話感想 ネタバレあり [各話感想]

第4話は、個人的には「夏さん、ピンチ!」とでもタイトルをつけたくなるような回でした。

武田信玄に捕らえられたケンは、その腕を買われて、料理人として仕えることになります。
信長はそのことを知ってもケンを救おうとはしませんでした。
それよりも、目の前の浅井・朝倉との戦いに追われていたということもあります。

そんな中、信玄は、本願寺の顕如に門徒を使って一向一揆を起こさせるよう書状を送ります。
これにより、上杉の動きを封じ込め、いよいよ京へ上ろうという考えでした。

これは信長にとっても都合がよくありません。
楓は、信玄に毒を盛るようケンに告げます。そして、自分も手を貸すから、その混乱に乗じて逃げよ・・・・と。

それが信長の真意なのか?
ケンは悩みます。
しかし、自分は料理人。自分の料理を必要としてくれる人がいるならば、そこで最善を尽くしたいと思うのでした。

ケンは信玄のために次々と身体に優しい料理を作っていきます。
最初は粥や汁ものなどが中心でしたが、信玄の食欲が増してきたとみると、もう少し、食事らしい食事に切り替えていきます。

信玄は、ケンの料理を食べることで自分の体調が回復すれば、信長を討てるようになる・・・・そうなったら、どうするか?とケンに問います。
これには、ケンも再び悩んでしまいました。それは夢でうなされるほどに。

しかし、実は信玄はそれほど体調が回復しているわけではないのかもしれません。
信玄は、密かに血を吐いていました。

歴史的に武田信玄の死因は、胃がん、または肺結核が濃厚とされています。
そうした場合、食事を改善するくらいでは、そう簡単に回復することはなかったでしょう。

一方、ケンと共に甲斐に来ていた夏は、信玄の息子・勝頼に見初められ、侍女として勝頼の屋敷に入られることになってしまいました。
反対するケンに、「逆らうなら、あの娘を殺す」と言われてしまい、何も言えなくなってしまいます。

そんな頃、ケンのもとに信長から岐阜で愛用していた包丁が届きます。
一体、これはどういう意味なのか?
信玄は、ケンは信長に見捨てられたのだと言います。
しかし、本当にそういうことなのでしょうか?

そしてケンは悟ります。
以前送られてきた「死」というメッセージ。それは、「死ぬ覚悟で戦え」ということだと。

ケンは何とかして、信玄の上洛を止めようと決意します。
そして、信玄に静養を勧めるのでした。
いくら、自分が身体に良い料理を作ったところで、無理をしては意味がないと。

しかし、信玄は、自分は信長に勝てるとは思っていないと言います。
また、自分に死期が迫っていることも認識しているのです。

今回の戦の目的は、徳川の殲滅と織田の弱体化にあると言います。
そして、自分亡き後、勝頼によって、弱体化した織田を仕留めるのだと。
だから、自分が生きているうちに、できるだけの準備をしておきたいのです。

信玄は、一武人としての能力は勝頼のほうが上だとまで言い、実は高く評価していることが分かりました。
何かにつけて「勝頼、失望させてくれるな」と苛立ちを見せるのは、決して無能ぶりを嘆いているのではなく、期待の裏返しだったのですね。

しかし、そんなことを知らない勝頼は、自分は父には叶わないと落ち込み、夏に慰めを求めます。
ただ、侍女として勝頼の屋敷にあがったと思った夏でしたが、夜、勝頼の寝所に呼ばれてしまうのでした。
抵抗する夏でしたが、「あの料理人がどうなってもいいのか」と言われると、大人しく勝頼の寝所に向かってしいまいました。

夏さん、どうなる!?

ケンも夏も、お互いのことを思いやっているのが、せつないですね。

信玄は、近く、領内の重臣を招いて、宴を催すため、その宴の料理をケンに作るよう命じます。
その宴は、上洛の要請が目的ですが、その席で勝頼に家督を譲ると言います。

ケンはその宴が信玄を止めるラストチャンスと考えます。
そのための料理とは!?


今回、信長の出番はほとんどありませんでしたね。
主人公のケンが甲斐にいるので仕方のないことですが・・・・。

しかし、そんな登場が少ない中で、遂に井上の料理を渋々食べる信長に思わず笑ってしまいました。
ケンが戻らないことには、やっぱり食べないわけにはいかない・・・・と悟ったようです。(笑)

次回は、いよいよ信玄は最期の時を迎えるのでしょうか。
目が離せませんね!

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武田信玄の死因とは? [歴史上の出来事]

「信長のシェフ」シーズン2において登場している武田信玄には、既に死の影が忍び寄っています。

そのため「信長のシェフ」であるケンは、薬師としての役割を担うべく、甲斐に連れてこられ、「信玄のシェフ」にさせらてしまいました。

そもそも武田信玄は、どんな病気だったのでしょう?
その死因には、諸説あります。

肺結核、脳溢血、胃がん、肝臓病・・・・。

「信長のシェフ」では、ケンは信玄の体調について、かなり内臓が弱っている・・・・と看たてます。
そのため、消化に良いもの、身体に優しいもの・・・・そういったものを考えて、信玄に出していきます。

さらに第4話では、信玄は血を吐いていました。
これは何を意味しているのでしょう?

実際、武田信玄は倒れる直前に「血を吐いた」と記されている書物もあります。

胃がん説、または肺結核説が濃厚とされています。

「信長のシェフ」では、どの説がとられるのでしょう?

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信長のシェフ2 第4話の視聴率 少しずつ回復傾向! [信長のシェフ2]

7月31日に放送された「信長のシェフ」シーズン2の第4話。
今回も前回に引き続き、やや回復しています。

第4話の平均視聴率は、7.1%でした!

9.7% ⇒ 6.1% ⇒ 6.9%  ⇒ 7.1%

第2話で、ガクンと落ちて以降、少しずつですがまた上昇してきています。
ファンとしては、ちょっと安心です。

でも、低迷が続いていることに変わりはないので、打ち切りにならないことを願うばかりです。

第4話の内容としては、一言で言ってしまえば、「信長のシェフ」ならぬ「信玄のシェフ」です。

体調が思わしくない武田信玄のために、料理人・ケンは身体に優しい料理を次々と作っていきます。
織田信長の敵と分かっていながら、全力を尽くすのはケンらしいところです。

信玄もケンを信頼してか、本音を漏らしたりもしています。

それは、自分は天下をとれないと分かっていること。
そして、天下への思いを息子・勝頼に託していること・・・・。

信玄は、勝頼の武将としての能力を高く評価していました。
いまや、信玄と勝頼の会話の中ではお馴染みとなった、「勝頼、失望させてくれるな」という言葉も、勝頼の無能ぶりを嘆くのではなく、期待の表れだったのですね。

そうとは知らない勝頼は落ち込みまくって、その慰めを夏さんに求めたりしていますが・・・・。

ケンと武田勝頼、夏との三角関係。
そして、ケンは信長のもとに帰ることができるのか!?

今後の展開が気になるところです。


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信長のシェフ2で賀来賢人が演じる武田勝頼 [キャスト]

『信長のシェフ』シーズン2において、武田信玄役の高嶋政伸さんの怪演に注目が集まっていますが、信玄の息子・勝頼を演じている賀来賢人さんも目立ってきました。

というのも、第3話で、志田未来さんが演じる夏をどうも狙っているのでは?と思われる態度が見え隠れするようになったからです。

夏さん、ピンチです!
勝頼に与えられた女物の着物を着た夏さんに、ケンも思わずドッキリ!釘付けです。

これまで勝頼といえば、口を開けば、父・信玄に「勝頼、失望させてくれるな」と言われ、無能さばかりが目立っていました。

しかし、夏を見る目から、違った角度で目立つようになってしまったのです。

さて、『信長のシェフ』では、勝頼は何かと信玄を苛立たせていますが、勝頼という人間は、果たして、本当に無能だったのでしょうか。

確かに、武田家を滅亡させた張本人として、「無能」「馬鹿息子」といったイメージが強いです。

しかし、織田信長や上杉謙信が書状において勝頼を「武勇に優れた武将」として評価しているので、必ずしも無能ではなかったと思います。

また、地元山梨では、信玄だけでなく、息子の勝頼も結構尊敬されているようなのです。

今後、『信長のシェフ』では、武田勝頼がどのように描かれていくのか、注目していきたいです。


ちょっと、ここで勝頼を演じている賀来賢人さんについても触れておきたいと思います。
彼は、女優の賀来千香子の甥っ子にあたります。

小・中・高は暁星学園で、 青山学院大学へ進学しました。
お坊ちゃまですね・・・・。

最近では、NHKの連続テレビ小説『花子とアン』でヒロイン・花子の兄である安東吉太郎を演じるなど、活躍が目立ちます。

『信長のシェフ』での賀来賢人さんも応援していきましょう!


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信長のシェフ2 第3話感想 ネタバレあり [各話感想]

『信長のシェフ』シーズン2の第3話では、武田信玄の動きが活発になってきます。

比叡山焼き討ちにより、織田信長討伐の意志を固めた足利義昭。
松永久秀は、そんな義昭の思いを汲むというのを名目に、甲斐の武田信玄を動かそうと画策します。
しかし、信玄は、曲がりなりにも信長とは同盟関係にあるため、安易に挙兵するわけにはいかない・・・・「今は山」として、事態を静観する構えを見せます。

そんな信玄の態度にしびれを切らした松永久秀は、遂に自ら信長に対して謀反を起こすのでした。

その頃、信玄は信長の寵愛を受ける料理人・ケンの存在を耳にし、家臣の秋山信友にケンを始末するよう命じます。

秋山はケンの拉致を試みますが、間違って夏を拉致してしまいました。
すぐにそれに気付いたケンは、後を追い、自らも捕まってしまいます。

秋山はケンを殺そうとしますが、ケンは夏と自分を守るため、秋山に料理を振る舞い、自分の価値を認めさせようとします。
ケンは少ない食材の中、中華風粥を作り、秋山を唸らせたのでした。

ケンに利用価値があると考えた秋山は、ケンを一緒に甲斐に連れていくことにしました。

それは、家臣の目にも明らかなほど顔色が悪く、体調を崩している信玄のため、薬食同源を説くケンが薬師として使えると考えたからです。

薬食同源・・・・それは、古くから中国にある、体に良い食材を日常的に食べて健康を保てば、特に薬など必要としないという考えを言います。

信玄の前に連れて来られたケン。
「殺せと言ったはず」と、最初は怒る信玄でしたが、秋山に説得され、明朝の朝食に自分に相応しい料理を作るよう命じます。
ただし、それが自分に相応しくない料理であれば、ケンはもちろん、夏も、さらには秋山さえも殺すと言うのでした。

夏はケンが逃げたり、毒を盛ったりしないよう人質とされ、ケンは一人で料理を作ることになります。

一方、信長は、ケンが武田に拉致されたことを知っても、特に助けようとはしませんでした。
「ケンは内に取り込んでおかねばやっかいな男」と、楓に文を託します。

楓から「信長様からのお言葉」として、「死」と一文字だけ書かれた文を受け取ったケン。

自分に死ねという意味なのか?それとも信玄を殺せという意味なのか?

ケンは理解しかねます。
特に「信玄を殺せ」という意味であるなら、自分にできるはずがないとも思います。

ケンは信長の真意が分からないまま、信玄との約束の朝食の時を迎えることになりました。

ケンが出したのは「湯麺」
ところが、当初はそれをただの「具なしうどん」と受け取られ、信玄の怒りを買います。
しかし、口にして、その考えは一変しました。

食べたことのない麺。汁も味わい深いものでした。
汁には、甲斐の名産「煮鮑」やキジなどが使われており、親しみのある味になっていたのです。
また、内臓の悪い信玄のため、具は汁に溶け込ませ、具なしでも栄養素がとれるようになっていました。
まさに、「信玄のための料理」でした。

ケンの料理が気に入った信玄は、ケンと夏に住まいを与え、今後、信玄の料理を作るよう命じました。

来週からは、「信長のシェフ」ならぬ「信玄のシェフ」でしょうか!?

今回の見どころの一つは、夏さんの女性の着物姿ではないでしょうか。
人質となった夏が、信玄の息子・勝頼に女物の着物を与えられるのです。

勝頼は下心、まる出しですね。馬鹿息子・・・・という感じですし。

今後の夏さん・・・・心配ですね。

心配といえば、ケンが拉致された後の信長様!
元料理頭の井上がケンの代わりに料理を作るも気に入らず、一口で下げさせ、不機嫌極まりない!!
このままでは、信長様は飢えてしまいます。(笑)

そんな突っ込みどころもある『信長のシェフ』。

ケンはどうなってしまうのでしょう?

次回も楽しみです。(^^)

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信長のシェフで松永久秀が謀反! [歴史上の出来事]

『信長のシェフ』シーズン2の第3話で松永久秀信長に反旗を翻しました。

そのうちやりそうでしたが、思ったより早かったですね。

松永久秀は、歴史的に「日本で初めて爆死した男」と言われるように、壮絶な死を遂げます。
それは、信長に反旗を翻した末の出来事でした。

しかし、今回の謀反は、その時の謀反ではありません

実は、松永久秀は、謀反を起こしておきながら、あの織田信長に許されている稀有な人物なのです。

元亀3年(1572年)、久秀は、信長に対する叛意を明らかにします。
この時期、信長包囲網が形成されつつあった時です。

信長包囲網とは、足利義昭が声をかける形で形成された反織田信長連合です。
包囲網の参加者として、浅井氏・朝倉氏・三好氏・石山本願寺・延暦寺・六角氏・甲斐の武田信玄などがあげられます。

しかし、元亀4年(1573年、天正に改元)4月、包囲網の有力な一角である武田信玄が病死したことで形成が大きく変わります。
武田氏は撤退し、7月には足利義昭が槇島城の戦いで信長に敗れ、追放されることになりました。

12月末、松永久秀は多聞山城を織田軍に包囲されます。
そして、多聞山城を信長に差し出し、降伏したのです。

再び信長に服属した久秀に、その後、目立った動きはありませんでした。
しかし、天正5年(1577年)に、あの壮絶な死を遂げる謀反を再び起こすのです。

今回、『信長のシェフ』で起こした謀反は、元亀3年(1572年)の謀反ですね。

この時、久秀は、なぜ信長に許されているのでしょう?
いえ、信長はこの時だけでなく、天正5年(1577年)の謀反でも久秀を許そうとしていたのです。
その時の条件は「平蜘蛛茶釜を差し出すこと」でした。

それだけ、松永久秀という人物は信長にとって価値ある人物だった・・・・ということでしょうか。

『信長のシェフ』の中でも、信長は久秀の動向に注意を払いながらも、利用価値のある人物として描かれています。

今回のドラマは、歴史的にどこまで進むのか分かりませんが、久秀がどのように描かれていくのか楽しみです。(^^)


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信長のシェフ2 第3話の視聴率はやや回復? [信長のシェフ2]

7月24日に第3話が放送された『信長のシェフ』シーズン2。

初回、第2話と、視聴率低迷で苦しんでいましたが、果たして第3話はどうだったのでしょう?

結果は・・・・6.9%でした!
前回の第2話は6.1%だったので、0.8%の上昇です。

V字回復・・・・というわけにはいきませんでしたが、少し上昇したので、応援している身としては、ちょっとホッとしました。
さらに下がった・・・・なんていったら、本当にショックですからね。

第3話の大筋としては、ケンが武田に連れ去られ、信玄に料理を振舞うというもの。
信玄には既に死の影が忍び寄り、ケンは料理人というより、薬師として期待されます。

ここで注目されるのは、武田信玄を演じる高嶋政伸さんの演技。
高嶋さんの気合いの役作りは、ネットニュースでも取り上げられていました。

今回、高嶋さんはカラーコンタクトを使用しています。
それは、「信玄の目は”鷹の目”だと思った。どうすれば”鷹の目”になるか、とても研究しました」とのことで、自らのアイデアでカラーコンタクトを使用することになったとか。

確かに高嶋さんが演じる信玄の目は印象的です。
だからといって、そのカラコンの色も決して不自然ではないのです。

第3話の僅かな視聴率上昇も、こうした気合いの役作りも功を奏しているのかもしれません。

このままV字回復へ、波にのれたらいいなぁ・・・・と期待しています!


楽天で人気のカラーコンタクトはコレ!

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信長のシェフ2 放送時間はありか、なしか? [信長のシェフ2]

視聴率が低迷する「信長のシェフ」シーズン2。
その原因の一つは放送時間ではないか?と言われています。

それは、私も何度か記事で書いてきました。

毎週木曜日19時58分!

前シーズン、深夜枠で人気があったこのドラマ。
深夜枠で観ていたのと同じ層の人たちがこの時間に観るか・・・・といったら、必ずしもそうではありません。

私自身も、前シーズンはリアルタイムで観ていましたが、今回は録画でしか観ていません。
放送時間には、まだ家に帰ってこれないからです。

でも、毎回録画しなければならないのであれば、観ない人も多いでしょう。

まして、前シーズン観ていなかった人たちが、最初から毎回録画して観なければならないドラマをわざわざ新たに観ようとするでしょうか。

元々、この時間帯に観れる人たち・・・・新たな層の取り込みを狙うとしたら、それも難しいでしょう。

裏番組では「アンビリバボー」といった、長寿番組があります。
長寿番組の根強いファンを動かすのは、なかなか難しいところ。

また、今回は「夏」というシーズンも影響しているでしょう。
そもそも夏のドラマは数字がとれないと言われています。

現にこの夏のドラマは、ことごとく苦戦を強いられています。

例えば、フジテレビの「あすなろ三三七拍子」(火曜21時枠)。
初回視聴率は7.7%、2話は5.1%でした。

やはりフジの「GTO」(火曜22時枠)は、2年前の前シーズンは平均視聴率13.2%を獲得していましたが、今シーズンは、9.7%→7.1%→6.2%といった具合い。

TBSの「ペテロの葬列」(月曜20時)の3話は6.3%。
フジの「若者たち2014」(水曜22時)の2話は7.8%。
TBSの「同窓生」(木曜21時)の2話は8.4%。

軒並み、1桁台です。

こうしてみると、「信長のシェフ」の視聴率低迷も、放送時間の問題ではないのかもしれません。

それでも、前と同じ深夜枠だったら、もう少し数字がとれた気がしますが・・・・。

「信長のシェフ」も3話まで放送されました。
初回9.7%、2話6.1%・・・・果たして3話は、どうなったでしょう?

個人的には、前回よりも上がっていることを願いたいです。

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松永久秀が信長に献上した茶器 九十九髪茄子 [歴史上の出来事]

『信長のシェフ』シーズン2で登場するようになった笹野高史さん演じる松永久秀
その暗躍ぶりが話題になっています。
笹野さんの演技も何とも憎たらしいんですよねぇ・・・・。

裏切り、暗殺など悪逆の限りをつくし、「日本で初めて爆死した男」と言われるような最期を遂げることになります。

しかし、一方で、連歌や茶道に長けた教養人としても知られています。

茶器の収集家としても知られていました。

例えば、古天明平蜘蛛(こてんみょうひらぐも)
平蜘蛛茶釜(ひらぐものちゃがま)とも呼ばれています。

1577年(天正5年)、信長に反逆して敗れるものの、名器・平蜘蛛茶釜を差し出せば許すと言われます。
しかし、「平蜘蛛の釜と我らの首と2つは、信長公にお目にかけようとは思わぬ。粉々に打ち壊すことにする」と返答し、平蜘蛛を天守で叩き割り、爆死しました。
一説には、茶釜に爆薬を仕込んだとも言われています。

松永久秀が所有していた茶器といえば、平蜘蛛茶釜以外に有名なもので九十九髪茄子(つくもなす)があります。

九十九髪茄子は、元々、室町幕府の三代将軍足利義満が所有した唐物茶入です。
その後、代々足利将軍家に伝わって愛用されました。

八代将軍足利義政の時、寵臣の山名政豊に与えられましたが、15世紀末になって義政の茶道の師である村田珠光の手に渡りました。
このとき珠光が99貫で買ったことから、「つくも」という名前になったと言われています。

その後、持ち主は転々と変わり、同時に値も上がっていきました。
詳しい経路は不明ですが、松永久秀が手に入れる際は、1千貫を費やしたとされています。

久秀が所持した頃は、当時の茶人の羨望の的となっていました。

『信長のシェフ』では、松永久秀が織田信長に恭順の意を示すために自ら九十九髪茄子を差し出したことになっていましたが、実際には、信長に要求されて、なす術もなく献上することになったようです。

それをケンは、出汁を入れて出すわけですから、それは久秀も怒るでしょうね。(^^;

信長の手に渡った九十九髪茄子は、その後、信長のお気に入りにもなり、本能寺の変のときも信長の側にあったとされています。
この時、この時に灰燼に帰したと思いきや・・・・

その後、秀吉の手に渡っているのです。

ここが謎なのです。
これには、次のような説があります。

・同じ茶器がもう1つあったとする説
・本能寺焼け跡で羽柴秀吉が入手し、子の豊臣秀頼に渡ったとする説
・本能寺の変の前夜に織田信忠に与えられ、彼が二条城に持ち帰り、変の当日に同じく二条城に泊まっていた織田長益(後の有楽斎)が持って逃げ、後に彼が秀吉の御伽衆になったため大坂城に入ったとする説

何れにしても、大坂城に置かれた九十九髪茄子は、大坂夏の陣で再び戦火にさらされます。

徳川家康の命令によって焼け跡から探し出されましたが、かなり破損していたため藤重藤元・藤厳という漆塗りの名工父子に修理のため預けられました。
しかし、家康はあまり茶器への執着はなかったようで、そのまま藤重家に渡ります。
藤重家は、「東照大権現拝領の家宝」として伝えました。

そして、明治になって三菱財閥の2代目総帥である岩崎弥之助(岩崎弥太郎の弟)の所有となります。
この時、弥之助は兄から借金をしてまで買ったといいますから、かなりの高額だったのでしょう。

現在は東京の静嘉堂文庫美術館で保管されています。
釉と見られる景色等の表面を覆う部分はほぼ漆による修復であると、X線調査で判明しています。

しかし、「一度しか焼けていない」という結果も出ており、これは、「本能寺の変」では焼けていないことの証明にもなるのではないでしょうか。

茶器にも「歴史あり」といった感じがしますね。

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信長のシェフ2 第2話感想 ネタバレあり [各話感想]

信長のシェフ』シーズン2の第2話では、とうとう信長が比叡山の焼き討ちを宣言します。

家臣たちは「神や仏に背く行為」と、反対するものの、「ワシは誰に殺されかけたか?」と問われて、黙るしかありません。
信長は、僧侶である本願寺の顕如に殺されかかったのですから。

しかし、料理人のケンは「やめたほうがいいのでは」と意見し、信長の怒りを買って、斬られそうになります。木下藤吉郎秀吉などがケンを庇い、何とかその場は収まりますが、やっぱり比叡山焼き討ちを回避したい秀吉や柴田勝家などは、信長の意図はどこにあるのか・・・・その真意を確かめるようケンに迫りました。

その頃、比叡山の僧たちは、甲斐の武田信玄に援護を要請します。
信玄は信長の居城である岐阜城へ間者を放ち、信長軍の様子を探らせようとしました。
しかし、武田方の動きを察知した信長は、相手の動きを牽制しつつ、松永久秀の動きに注意するよう楓の命じたのです。

信長は、やっぱり松永久秀のことを信用していないのですね。

そこは、濃姫も同様で、久秀に「どこに情報を売るのか?」と核心を突くようなことを言われて、焦るのでした。

一方、濃姫はケンのことも信用していません。
信長の様子を探ろうとするケンに不信を抱き、再び捕らえます。

第1話では、濃姫は信長の敵か?とも思えましたが、どうやら「殿、LOVE」のようですね。

家臣たちが動揺し、ケンに信長の真意を探るよう迫ったことが分かると、濃姫は、昔、山菜採りに行った時のことを語り始めました。

山の山菜を全て採り尽くすよう命じる濃姫に、信長は「全部採るのは獣」と言って、諭したのです。

若かりし頃の信長と濃姫・・・・。メイク?髪型?二人とも本当に若く見えて、何だか可愛かったですね。(笑)

濃姫の話から、ケンは閃きます。

そして、信長に山ウドを使った料理を出し、これを「信長の心」として比叡山焼き討ちの前に家臣たちにふるまっていいかと訪ねました。
最初は「何のマネだ」と怒る信長でしたが、ケンの真剣な思いに折れ、「これで良い。皆にふるまえ」とOKを出すのです。

さらに信長は、大量の山菜採りは大変だろうから家臣たちを連れていくよう言います。そして、そこには必ず秀吉を連れて行くようにとも・・・・。

しかし、武士である家臣たちは、なかなか思うように山菜を採ることができません。
そんな中、農民出身である秀吉は、どんどん山ウドを採っていきます。

秀吉が行くところに家臣たちも群がり、やがて山ウドを採れるようになります。
そして、全部採ろうとする家臣たちに木下は血相を変えて、「山の掟」について語るのでした。

「なりませぬそれは山の掟に反する事にございます!山菜はあるからといって全て採ってはなりませぬ 必ず一つだけ残すのです!それが来年子を産み未来へ繋がるのでございます!」

この言葉で家臣たちは、気付きます。これが信長の真意なのだと。

信長は、「比叡山に女子供などいない」と言いました。
これを家臣たちは「女子供などいない=皆殺しにせよ」と捉えていました。
しかし、「女子供などいない=存在しないものは殺せない=殺すな」ということだったのです。

直接それを言わなかったのは、どこに敵の耳があるかもしれない・・・・と警戒したためでした。


いよいよ、比叡山の焼き討ちが始まりました。
まずは、麓の坂本の町を攻めていきます。

ところが、坂本の町に僧兵たちの多くがいたのです。
逆に、比叡山にはほとんど人はいませんでした。

どうやら僧たちはほとんどが山を下りて、坂本の町を拠点とし、比叡山はただの象徴となっていたようなのです。

信長はそのことを知っていました。
坂本の町にいた女子供たちは避難させ、僧兵たちを掃討します。
ほとんど人のいない比叡山は、いくつかの寺を焼いただけでした。

比叡山は遠く京からも見える山です。
寺を焼いた煙は京からも見えるはず。
比叡山の焼き討ちは、「歯向かう者は、許さない」という信長の姿勢を示すパフォーマンスだったのだと、ケンは理解したのです。

比叡山の座主は、甲斐の信玄のもとに逃れていき、信長を「比叡山を焼き尽くした魔王」と非難しました。

一方、松永久秀は足利義昭の元を訪れ、「女子供関係なく全て焼き払えと命じた」と伝えます。
これにより足利義昭は信長討伐の意志を固めるのでした。


比叡山焼き討ちについて、これまで当たり前のように描かれてきた信長の残虐非道な戦に、新説を持ち出したのは新鮮でした。
この「新説」については、以下の記事で詳しく述べているので、そちらをご覧下さい。
↓ ↓ ↓
「信長 比叡山焼き討ちの真実!? 」

それにしても『信長のシェフ』はゴールデンに移っても、低予算なのでしょうか?
坂本の町の戦闘シーンが、エキストラが僅か数人で、あまりに迫力に欠けたような・・・・。
ただの小競り合いにしか見えなかったのは私だけでしょうか。(^^;

次回、第3話では甲斐の武田信玄が動き出します!


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