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信長のシェフ2 第4話感想 ネタバレあり [各話感想]

第4話は、個人的には「夏さん、ピンチ!」とでもタイトルをつけたくなるような回でした。

武田信玄に捕らえられたケンは、その腕を買われて、料理人として仕えることになります。
信長はそのことを知ってもケンを救おうとはしませんでした。
それよりも、目の前の浅井・朝倉との戦いに追われていたということもあります。

そんな中、信玄は、本願寺の顕如に門徒を使って一向一揆を起こさせるよう書状を送ります。
これにより、上杉の動きを封じ込め、いよいよ京へ上ろうという考えでした。

これは信長にとっても都合がよくありません。
楓は、信玄に毒を盛るようケンに告げます。そして、自分も手を貸すから、その混乱に乗じて逃げよ・・・・と。

それが信長の真意なのか?
ケンは悩みます。
しかし、自分は料理人。自分の料理を必要としてくれる人がいるならば、そこで最善を尽くしたいと思うのでした。

ケンは信玄のために次々と身体に優しい料理を作っていきます。
最初は粥や汁ものなどが中心でしたが、信玄の食欲が増してきたとみると、もう少し、食事らしい食事に切り替えていきます。

信玄は、ケンの料理を食べることで自分の体調が回復すれば、信長を討てるようになる・・・・そうなったら、どうするか?とケンに問います。
これには、ケンも再び悩んでしまいました。それは夢でうなされるほどに。

しかし、実は信玄はそれほど体調が回復しているわけではないのかもしれません。
信玄は、密かに血を吐いていました。

歴史的に武田信玄の死因は、胃がん、または肺結核が濃厚とされています。
そうした場合、食事を改善するくらいでは、そう簡単に回復することはなかったでしょう。

一方、ケンと共に甲斐に来ていた夏は、信玄の息子・勝頼に見初められ、侍女として勝頼の屋敷に入られることになってしまいました。
反対するケンに、「逆らうなら、あの娘を殺す」と言われてしまい、何も言えなくなってしまいます。

そんな頃、ケンのもとに信長から岐阜で愛用していた包丁が届きます。
一体、これはどういう意味なのか?
信玄は、ケンは信長に見捨てられたのだと言います。
しかし、本当にそういうことなのでしょうか?

そしてケンは悟ります。
以前送られてきた「死」というメッセージ。それは、「死ぬ覚悟で戦え」ということだと。

ケンは何とかして、信玄の上洛を止めようと決意します。
そして、信玄に静養を勧めるのでした。
いくら、自分が身体に良い料理を作ったところで、無理をしては意味がないと。

しかし、信玄は、自分は信長に勝てるとは思っていないと言います。
また、自分に死期が迫っていることも認識しているのです。

今回の戦の目的は、徳川の殲滅と織田の弱体化にあると言います。
そして、自分亡き後、勝頼によって、弱体化した織田を仕留めるのだと。
だから、自分が生きているうちに、できるだけの準備をしておきたいのです。

信玄は、一武人としての能力は勝頼のほうが上だとまで言い、実は高く評価していることが分かりました。
何かにつけて「勝頼、失望させてくれるな」と苛立ちを見せるのは、決して無能ぶりを嘆いているのではなく、期待の裏返しだったのですね。

しかし、そんなことを知らない勝頼は、自分は父には叶わないと落ち込み、夏に慰めを求めます。
ただ、侍女として勝頼の屋敷にあがったと思った夏でしたが、夜、勝頼の寝所に呼ばれてしまうのでした。
抵抗する夏でしたが、「あの料理人がどうなってもいいのか」と言われると、大人しく勝頼の寝所に向かってしいまいました。

夏さん、どうなる!?

ケンも夏も、お互いのことを思いやっているのが、せつないですね。

信玄は、近く、領内の重臣を招いて、宴を催すため、その宴の料理をケンに作るよう命じます。
その宴は、上洛の要請が目的ですが、その席で勝頼に家督を譲ると言います。

ケンはその宴が信玄を止めるラストチャンスと考えます。
そのための料理とは!?


今回、信長の出番はほとんどありませんでしたね。
主人公のケンが甲斐にいるので仕方のないことですが・・・・。

しかし、そんな登場が少ない中で、遂に井上の料理を渋々食べる信長に思わず笑ってしまいました。
ケンが戻らないことには、やっぱり食べないわけにはいかない・・・・と悟ったようです。(笑)

次回は、いよいよ信玄は最期の時を迎えるのでしょうか。
目が離せませんね!



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