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信長のシェフ2 最終回(第8話)感想 ネタバレあり [各話感想]

第8話で最終回を迎えた『信長のシェフ』シーズン2。
もう終わっちゃうの~!と名残惜しい気持ちでいっぱいですが、最後の
感想とあらすじを書いておきたいと思います。


遂に浅井・朝倉の殲滅に乗り出した織田信長。
信長は、ケンに浅井長政の居城である小谷城へ行くよう命じます。
自分が朝倉を殲滅する間に、浅井の真意を確かめよ・・・・と。

それは信長が浅井に与えた降伏のラストチャンス。
そこで降伏しなければ、浅井を殲滅するという最後通告でもありました。

この使者となったケンは、場合によっては浅井に殺されてしまう可能性も
あります。
そんなケンに明智光秀は、「10日後に再び黄泉の祠が開き、平成に帰る
ことができる」と言い、逃げることをすすめます。
しかし、ケンは小谷城へ向かったのでした。

ケンは、お市の方の手引きで小谷城への潜入に成功します。
そして、お市の方が料理を作ったと見せかけ、信長のメッセージを込めた
料理をケンが作り、長政に振る舞います。

しかし、長政は途中で市が作ったという料理は、実はケンが作ったもので
あることに気付きます。
そして、そこに込められた信長の意図も・・・・。

ケンは正式な使者ではありません。
それだけに、ここで浅井が降伏すれば、長政の意志で降伏したのだと
家臣に示すことができます。
それは、せめてもの信長の温情でした。

しかし、長政の決意は変わりませんでした。
そんな長政に、お市の方も付き従う決意を固めるのでした。

そんな中、遂に朝倉が滅ぼされます。
信長の矛先は、今度は浅井に向けられることになりました。

ケンは、今一度、小谷城へ行かせてほしいと信長に頼みます。
ケンは、お市の方と子供たちは何とか助けたかったのです。

信長は「戌の刻」に総攻撃を開始することを告げました。
それは、明智光秀がケンに伝えた黄泉の祠が開く時刻でもありました。
夏は、ケンに平成へ帰るよう言います。
「どこにいても、お前が生きていさえすればいい」と。

しかし、ケンは再び小谷城へ向かったのでした。

楓の手を借りて小谷城へ潜入したケンは、まず市のもとへ行きます。
そして、まずは茶々をはじめとした子供たちを逃がしました。

お市の方は残りますが、ケンは市を織田家へ帰すよう長政を説得します。
長政はそれを聞き入れ、「浅井の血脈を守るのがお主の役目」と、
市に子供たちのもとへ行くよう命じるのでした。

お市の方が小谷城を出てくると、信長は総攻撃を命じました。

しかし、まだケンが出てきません。
夏は心配しますが、小谷城には火が放たれました。

ケンは、まだ長政と話をしていました。どうしても言いたいことがある・・・・と。
それは、長政の子供たちが今後やってくる平和な時代・・・・250年続く
江戸時代を築く礎になるということ。

それを聞いた長政は、「その話が本当であるなら、ここで死んでおくのも
悪くない」と言い残し、安心したように自ら命を絶ったのです。

火がまわる小谷城に取り残されたケン。
火のまわりが速く、思うように脱出することができないでいました。

そこへ何と信長が現れます。ケンを助けにきたのです。

ケンは信長と共に無事に小谷城を脱出することに成功するのでした。

後に、ケンは黄泉の祠が開くのが嘘だったことを光秀から聞かされます。
光秀はケンを試したのです。
ケンが帰ろうとしたのであれば自分にとっては取るに足らない存在・・・・
しかし、信長のために残るとあれば、邪魔になる・・・・と。
どうやら、ケンは光秀にとって邪魔な存在になったようです。

信長は、自分が天下をとるためにケンが必要であることを告げ、
これからも「ついてまいれ」と言います。
もちろん、ケンもその決意です。勢いよく「はい」と答えるのでした。



『信長のシェフ』の原作はまだ続いているので、まだ続いていくような
終わり方であるのは当然だと思います。
しかし、ドラマとして続いていくかは・・・・微妙ですね。(^^;

それにしても、ケンは歴史的な戦いの裏で、活躍し過ぎですね。
信長もケンに頼り過ぎている感じがしますが・・・・。
だからこそ、自分の天下取りのためにはケンが必要なのでしょうが・・・・。
信長自ら、火の中のケンを助けにいったのはビックリです。
他の家臣たちは、信長がいなくなって大慌てだったのでは??

それにしても、今回の『信長のシェフ』は中途半端で終わってしまった
エピソードがいろいろあるように感じます。

顕如は、初回で信長と対峙していますが、その後も出てくると思いきや
それっきり・・・・。
松永久秀も謀反を起こしましたが、その後のことが分かりません。

打ち切り説もあるので、それ故のことでしょうか。

個人的には、また続編をやってほしいところですが、さすがにもうないかなぁ。
シーズン1の時のように、深夜枠でいいので戻ってきてほしいところです。


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信長のシェフ2 第7話感想 ネタバレあり [各話感想]

『信長のシェフ』シーズン2の第7話の感想とあらすじです。

織田信長に「室町幕府を滅ぼしてこい」と言われたケン。
信長は、ケンに将軍・足利義昭に料理を献上するよう命じます。
ただし、食材は信長が指定したものを使用すること・・・・。

その食材とは、すっぽんでした。

ケンは明智光秀と共に二条城を訪れ、すっぽん料理を出すのでした。

ところが、足利義昭は食材がすっぽんだと知ると激怒します。

すっぽん⇒亀

足利義昭は元号に「元亀」と定めています。
そのため、「亀」を食べさせるということは、将軍を愚弄していると
いうことになるのです。

ケンは明智光秀に助けられ、何とか二条城を脱出します。

義昭はすぐさま挙兵しますが、信長はこうなることを予想しており
先手を打っていました。
義昭はあっという間に追い詰められ、槙島城に立てこもることに
なりました。

ケンは槙島城に駆けつけ、再び、義昭にすっぽん料理を出すの
でした。
ケンの思いとしては、亀を食べることで信長に降伏の意を示して
ほしい・・・・ということでした。

足利義昭は、それを受け入れます。
そして、事実上、室町幕府は終焉を迎えることになったのです。

信長は、将軍を追放し、元号も「天正」と改めました。

信長の次なる狙いは浅井長政。
浅井殲滅に動き出します。

信長は木下藤吉郎とケンを浅井の重臣・阿閉貞征の山本山城へ
向かわせます。

貞征が鳥の皮が嫌いだと知ったケンは、あえて、鳥の皮たっぷりの
北京ダックを振るまいます。

意外にも「美味しい」と感じる阿閉貞征。

ケンは、嫌いなものでも角度を変えれば、好きになることもある
として、貞征に信長に味方するよう働きかけるのでした。


今回は将軍を追放して、それで終わりかと思いきや、浅井攻めのための
調略も開始されました。
最終回に向けて、急ぎ足・・・・といった感じです。

そう、『信長のシェフ』は、次回の第8話が最終回なのです!
こんなに早く終わってしまうとは!!

これはやっぱり視聴率が悪いが故の打ち切りなのでしょうか。

今回、稲垣吾郎さんが演じる明智光秀が久しぶりに登場しましたね。
最終回では、重要な役割があるようなのですが、果たして!?

今回は、キスマイの千賀健永さんがちょっと出演していました。
阿閉貞征の息子役です。

千賀さん・・・・思ったより、演技は上手でしたね。

次回、最終回を迎えてしまうのは寂しいですが、どのようなラストが
用意されているのか、注目したいです。

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信長のシェフ2 第6話感想 ネタバレあり [各話感想]

『信長のシェフ』シーズン2の第6話!
感想とあらすじです。

武田信玄に解放され、やっと信長の元へ戻ったケン。
しかし、休む間もなく、徳川家康を救うため、浜松城へ向かうよう命じられます。
ケンは、信長の援軍と共に浜松城へ。

武田軍に比べ、兵の数で劣る徳川軍。織田の援軍を合わせても、まだ遠く及びません。
信長の考えとしては、浜松城で籠城戦になれば、持久戦となり、武田軍は疲弊します。その間に、足利義昭や顕如による包囲網を突破し、領地内で迎え撃つ・・・・そういう作戦でした。

ケンが浜松城に到着して、まもなく、二俣城が陥落。武田軍が浜松城へ押し寄せるのも時間の問題です。
ケンは、籠城戦に備え、食糧を準備します。

ところが、武田軍は、浜松城を攻めることなく、その前を素通りしていくではありませんか!

プライドを傷つけられた徳川家康は、武田軍を追撃します。

しかし、武田軍にとって家康の行動は予定通り。
万全の陣で徳川軍を待ち受けていました。

ケンは、歴史上、家康が三方ヶ原大敗するのを思い出し、家康を追います。
しかし、既に、家康は命からがら、浜松城へ逃げ帰る途中でした。

やっとのことで浜松城へ戻った家康ですが、今度こそ、武田軍は浜松城に押し寄せてきました。

すっかり戦意を喪失している家康の元に、何とかならないかとケンが訪れます。
家康は、あえて自分の陣地に敵を招き入れることで敵の警戒心を誘う「空城の計」という戦術について語りますが、ここまできたら、それも無理・・・・とも言います。

しかし、ケンは諦めませんでした。
篝火に油を注ぎ、城内から火柱をあげます。

これに「何かある」と警戒した武田軍は兵を引いていきました。

自分のプライドのために、多くの味方を死なせてしまった家康は、三方ヶ原の戦いを悔やみ続けます。

そんな中、家康の家臣が戦いで亡くなった者たちを弔う宴を開きたいを申し入れます。
その宴でケンが出した料理が「コンソメスープ」でした。

コンソメスープは、澄んだ美しいスープです。
しかし、その原液は、鴨挽肉、ネギ、人参と卵白をよく練った物に水を加えた、見た目には決して美しくないものでした。
この状態を家康に見せたケン。
さらに家臣は、今の家康は、この原液の状態だと言います。

コンソメは、この原液に火をかけると、卵白が凝固し、濁りのあるスープが、ひとつにまとまり、澄んだ美しいスープへと変化していきます。

このように全ての清濁を合わせ飲んでくれ、と家臣は家康に言うのです。

ケンや家臣たちの思いが家康に通じます。
家康は、徳川の立て直しに奮起するのでした。

再び、武田軍が攻めてくると思っていた徳川軍ですが、武田軍はそのまま甲斐まで兵を引いていってしまいました。
誰もが不信に思いますが、信長はその理由を察知します。
武田信玄が死んだのだと。

信玄は京に遠く及ばぬ信濃の地で、その生涯を終えたのです。


今回の驚きはコンソメスープがどのようにしてできるか・・・・でした。
シンプルに見えて、本当はとても手の込んだものだったのですね。(^^;

歴史的な出来事としては、空城の計を行ったのがケンだった・・・・というのはちょっと無理があるような気がしたのですが・・・・。
料理だけでなく、大活躍のケンですね。

ラスト、再び信長の元へ戻ったケンですが、今度は「室町幕府を滅ぼしてこい」と言われてしまいます。
どれだけ信長はケンに無茶振りするのでしょうね。

次回、また、ケンはどうなるのでしょう!?


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信長のシェフ2 第5話感想 ネタバレあり [各話感想]

『信長のシェフ』シーズン2の第5話のあらすじと感想です。

遂に上洛を決意した甲斐の武田信玄。
一方、信玄のシェフとなっても、今も心は信長にある料理人のケンは、何としてでもそれを止めさせたいと思います。

ケンは、信玄から重臣たちを集めて上洛の意を伝える宴の料理を任されますが、それが信玄を止めるラストチャンスと考え、そのための料理を作ります。

宴では、信玄が上洛を目指すことを宣言。同時に、武田家の家督を息子である勝頼に譲る意向を伝えます。
「まだ、無理だ」と思う勝頼に、一同、言葉を失います。

そんな時、ケンの料理が運ばれてきました。
それは、山や川・滝を表現した鯉を主菜とした色鮮やかな皿。
この皿は「登竜門」だとケンは説明しました。

登竜門・・・・それは、流れの急な龍門という河を登りきった鯉は龍になるという伝説から生まれた明の故事。

ケンは、自分は2匹の龍を知っていると言います。
1匹は信玄・・・・滝を登りきって、甲斐という地に根付いた龍。しかし、それだけだと。
もう1匹は織田信長。今もなお天高く登っていく龍。

だから、自分は信玄を選ばないと!

しかも、勝頼を「河を登ろうともしないただの鯉」と言い放ち、そんな勝頼に仕えることもできないと言うのです。

そんなことを言って、ただで済まされるはずがありません。
信玄や勝頼の怒りを買うケン。

しかし、勝頼は命をかけたケンの言葉にハッとさせられます。
そして、信玄に言うのです。

家督を譲り受ける話はなかったことにしてほしいと。
自分は、今はまだ、ただの鯉だが、自ら功を上げて、いつか必ず河を登る龍になると。そして、誰もが認める当主になると。

初めてとも思える勝頼の力強い言葉に、信玄は涙します。

信玄は、勝頼への家督譲渡は撤回するものの、上洛への決意は変わりません。
勝頼には、将として出陣を命じるのでした。
ケンは、信玄を止めることはできなかったのです。

言いたい放題言ってしまったケンは、死を覚悟します。
しかし、信玄は、勝頼を目覚めさせたケンに褒美をとらせることにしました。
何が望みかと問う信玄。
信長のもとに戻ることを望むと思っていた信玄ですが、ケンは意外なことを口にします。
それは、「夏さんを岐阜に帰してほしい」ということ。

信玄は、その要求を受け入れ、翌日、夏は岐阜へ帰ることになります。
一人残ったケンは、信玄の上洛に向けた戦に同行するのでした。

武田軍は破竹の勢いで、連戦連勝。
疲れた兵たちに、ケンは料理を振る舞います。
しかし、信玄その人の料理は作ることなく、それどころか戦に出てから会うこともありませんでした。

不信に思っているところに、ケンは信玄から呼び出されます。
料理を作れと。

ケンは、鹿の生肉と生姜を用いた料理を作りますが、実際に信玄のところに持っていくと、あまりの顔色の悪さに病気の悪化を知り、生肉を出したことを後悔しました。

信玄は料理に手をつけることなく、ケンを山奥へと連れていきます。
そして、なぜ、あの料理を出したのかと問いました。

ケンは、火を使うと敵に居所が分かってしまう可能性があると思い、生肉にしたこと。生姜は身体を温めるので冬場には良いと思ったこと・・・・など、いくつかの理由を述べました。

ケンが信長のことを思うなら、火を使って居所を知らせても良かったはず。
しかし、ケンはそうしませんでした。

それならば、ケンは自分の病のことを信長に言うことはないであろう・・・・そう判断した信玄は、ケンを解放することにしました。
岐阜への道を教え、自力で帰れと。
次に会った時には、敵として容赦はしないと。

ケンは振り返ることなく、信玄のもとを去り、ボロボロになりながら、岐阜へと帰るのでした。

夏や井上は喜んだものの、濃姫には間者の疑いをかけられ、信長にも武田のことを聞かれます。
「言えない」というケンに、ますます間者の疑いをかける濃姫。
信長も、脅すようにケンを斬りつけました。

とりあえず、何か料理を作ってこいと命じた信長に、ケンはホワイトソースをかけたドリア風の飯玉を作ります。
これは、濃姫もいたことを考えてのことでした。
食の細い女性でもスっと食べられるような喉越しの良いもの・・・・。

そんな気配りと腕を持ったケンに、濃姫は「武田でも大事にされたろうに」と戻ってきたことを不思議がります。
しかし、ケンは、自分は信長のために料理を作りたいのだと言うのでした。

信長の信頼を取り戻したケンですが、またも無理難題を突きつけられます。
2万5000もの兵に責められている徳川家康を救うべく、浜松城へ迎え!と。

兵を率いる将でもない、ただの料理人のケンが一体どうやって?

ここは信長のお馴染み「自分で考えろ」とのこと。
ケンは茫然とするのでした。



無事に岐阜へ戻ったと思ったのに、ケンは休む暇もありませんね。(汗)

岐阜に戻ったケンを迎えた夏さんは、もうケンに告白しているも同然でしたが・・・・
夏さんは、勝頼の侍女になって「ピ~ンチ!」と思いましたが、まさか燭台の先で首を突いて死のうとしていたとは・・・・これは、勝頼さんもビックリしたでしょう。
今後のケンと夏の関係も何か進展があるのか気になります。

信玄がケンとの別れの際、「さらば、愛しき料理人よ」と呟いたのが印象的でした。
今後、まだ、高嶋政伸さんの濃い~演技は見られるのでしょうか。
ちょっとキャラを作りすぎている感じもしましたが、見られなくなると思うとちょっと寂しかったりします。(笑)

次回、ケンはどのように徳川家康を救うのでしょうか。
第6話にも注目です。

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信長のシェフ2 第4話感想 ネタバレあり [各話感想]

第4話は、個人的には「夏さん、ピンチ!」とでもタイトルをつけたくなるような回でした。

武田信玄に捕らえられたケンは、その腕を買われて、料理人として仕えることになります。
信長はそのことを知ってもケンを救おうとはしませんでした。
それよりも、目の前の浅井・朝倉との戦いに追われていたということもあります。

そんな中、信玄は、本願寺の顕如に門徒を使って一向一揆を起こさせるよう書状を送ります。
これにより、上杉の動きを封じ込め、いよいよ京へ上ろうという考えでした。

これは信長にとっても都合がよくありません。
楓は、信玄に毒を盛るようケンに告げます。そして、自分も手を貸すから、その混乱に乗じて逃げよ・・・・と。

それが信長の真意なのか?
ケンは悩みます。
しかし、自分は料理人。自分の料理を必要としてくれる人がいるならば、そこで最善を尽くしたいと思うのでした。

ケンは信玄のために次々と身体に優しい料理を作っていきます。
最初は粥や汁ものなどが中心でしたが、信玄の食欲が増してきたとみると、もう少し、食事らしい食事に切り替えていきます。

信玄は、ケンの料理を食べることで自分の体調が回復すれば、信長を討てるようになる・・・・そうなったら、どうするか?とケンに問います。
これには、ケンも再び悩んでしまいました。それは夢でうなされるほどに。

しかし、実は信玄はそれほど体調が回復しているわけではないのかもしれません。
信玄は、密かに血を吐いていました。

歴史的に武田信玄の死因は、胃がん、または肺結核が濃厚とされています。
そうした場合、食事を改善するくらいでは、そう簡単に回復することはなかったでしょう。

一方、ケンと共に甲斐に来ていた夏は、信玄の息子・勝頼に見初められ、侍女として勝頼の屋敷に入られることになってしまいました。
反対するケンに、「逆らうなら、あの娘を殺す」と言われてしまい、何も言えなくなってしまいます。

そんな頃、ケンのもとに信長から岐阜で愛用していた包丁が届きます。
一体、これはどういう意味なのか?
信玄は、ケンは信長に見捨てられたのだと言います。
しかし、本当にそういうことなのでしょうか?

そしてケンは悟ります。
以前送られてきた「死」というメッセージ。それは、「死ぬ覚悟で戦え」ということだと。

ケンは何とかして、信玄の上洛を止めようと決意します。
そして、信玄に静養を勧めるのでした。
いくら、自分が身体に良い料理を作ったところで、無理をしては意味がないと。

しかし、信玄は、自分は信長に勝てるとは思っていないと言います。
また、自分に死期が迫っていることも認識しているのです。

今回の戦の目的は、徳川の殲滅と織田の弱体化にあると言います。
そして、自分亡き後、勝頼によって、弱体化した織田を仕留めるのだと。
だから、自分が生きているうちに、できるだけの準備をしておきたいのです。

信玄は、一武人としての能力は勝頼のほうが上だとまで言い、実は高く評価していることが分かりました。
何かにつけて「勝頼、失望させてくれるな」と苛立ちを見せるのは、決して無能ぶりを嘆いているのではなく、期待の裏返しだったのですね。

しかし、そんなことを知らない勝頼は、自分は父には叶わないと落ち込み、夏に慰めを求めます。
ただ、侍女として勝頼の屋敷にあがったと思った夏でしたが、夜、勝頼の寝所に呼ばれてしまうのでした。
抵抗する夏でしたが、「あの料理人がどうなってもいいのか」と言われると、大人しく勝頼の寝所に向かってしいまいました。

夏さん、どうなる!?

ケンも夏も、お互いのことを思いやっているのが、せつないですね。

信玄は、近く、領内の重臣を招いて、宴を催すため、その宴の料理をケンに作るよう命じます。
その宴は、上洛の要請が目的ですが、その席で勝頼に家督を譲ると言います。

ケンはその宴が信玄を止めるラストチャンスと考えます。
そのための料理とは!?


今回、信長の出番はほとんどありませんでしたね。
主人公のケンが甲斐にいるので仕方のないことですが・・・・。

しかし、そんな登場が少ない中で、遂に井上の料理を渋々食べる信長に思わず笑ってしまいました。
ケンが戻らないことには、やっぱり食べないわけにはいかない・・・・と悟ったようです。(笑)

次回は、いよいよ信玄は最期の時を迎えるのでしょうか。
目が離せませんね!

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信長のシェフ2 第3話感想 ネタバレあり [各話感想]

『信長のシェフ』シーズン2の第3話では、武田信玄の動きが活発になってきます。

比叡山焼き討ちにより、織田信長討伐の意志を固めた足利義昭。
松永久秀は、そんな義昭の思いを汲むというのを名目に、甲斐の武田信玄を動かそうと画策します。
しかし、信玄は、曲がりなりにも信長とは同盟関係にあるため、安易に挙兵するわけにはいかない・・・・「今は山」として、事態を静観する構えを見せます。

そんな信玄の態度にしびれを切らした松永久秀は、遂に自ら信長に対して謀反を起こすのでした。

その頃、信玄は信長の寵愛を受ける料理人・ケンの存在を耳にし、家臣の秋山信友にケンを始末するよう命じます。

秋山はケンの拉致を試みますが、間違って夏を拉致してしまいました。
すぐにそれに気付いたケンは、後を追い、自らも捕まってしまいます。

秋山はケンを殺そうとしますが、ケンは夏と自分を守るため、秋山に料理を振る舞い、自分の価値を認めさせようとします。
ケンは少ない食材の中、中華風粥を作り、秋山を唸らせたのでした。

ケンに利用価値があると考えた秋山は、ケンを一緒に甲斐に連れていくことにしました。

それは、家臣の目にも明らかなほど顔色が悪く、体調を崩している信玄のため、薬食同源を説くケンが薬師として使えると考えたからです。

薬食同源・・・・それは、古くから中国にある、体に良い食材を日常的に食べて健康を保てば、特に薬など必要としないという考えを言います。

信玄の前に連れて来られたケン。
「殺せと言ったはず」と、最初は怒る信玄でしたが、秋山に説得され、明朝の朝食に自分に相応しい料理を作るよう命じます。
ただし、それが自分に相応しくない料理であれば、ケンはもちろん、夏も、さらには秋山さえも殺すと言うのでした。

夏はケンが逃げたり、毒を盛ったりしないよう人質とされ、ケンは一人で料理を作ることになります。

一方、信長は、ケンが武田に拉致されたことを知っても、特に助けようとはしませんでした。
「ケンは内に取り込んでおかねばやっかいな男」と、楓に文を託します。

楓から「信長様からのお言葉」として、「死」と一文字だけ書かれた文を受け取ったケン。

自分に死ねという意味なのか?それとも信玄を殺せという意味なのか?

ケンは理解しかねます。
特に「信玄を殺せ」という意味であるなら、自分にできるはずがないとも思います。

ケンは信長の真意が分からないまま、信玄との約束の朝食の時を迎えることになりました。

ケンが出したのは「湯麺」
ところが、当初はそれをただの「具なしうどん」と受け取られ、信玄の怒りを買います。
しかし、口にして、その考えは一変しました。

食べたことのない麺。汁も味わい深いものでした。
汁には、甲斐の名産「煮鮑」やキジなどが使われており、親しみのある味になっていたのです。
また、内臓の悪い信玄のため、具は汁に溶け込ませ、具なしでも栄養素がとれるようになっていました。
まさに、「信玄のための料理」でした。

ケンの料理が気に入った信玄は、ケンと夏に住まいを与え、今後、信玄の料理を作るよう命じました。

来週からは、「信長のシェフ」ならぬ「信玄のシェフ」でしょうか!?

今回の見どころの一つは、夏さんの女性の着物姿ではないでしょうか。
人質となった夏が、信玄の息子・勝頼に女物の着物を与えられるのです。

勝頼は下心、まる出しですね。馬鹿息子・・・・という感じですし。

今後の夏さん・・・・心配ですね。

心配といえば、ケンが拉致された後の信長様!
元料理頭の井上がケンの代わりに料理を作るも気に入らず、一口で下げさせ、不機嫌極まりない!!
このままでは、信長様は飢えてしまいます。(笑)

そんな突っ込みどころもある『信長のシェフ』。

ケンはどうなってしまうのでしょう?

次回も楽しみです。(^^)

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信長のシェフ2 第2話感想 ネタバレあり [各話感想]

信長のシェフ』シーズン2の第2話では、とうとう信長が比叡山の焼き討ちを宣言します。

家臣たちは「神や仏に背く行為」と、反対するものの、「ワシは誰に殺されかけたか?」と問われて、黙るしかありません。
信長は、僧侶である本願寺の顕如に殺されかかったのですから。

しかし、料理人のケンは「やめたほうがいいのでは」と意見し、信長の怒りを買って、斬られそうになります。木下藤吉郎秀吉などがケンを庇い、何とかその場は収まりますが、やっぱり比叡山焼き討ちを回避したい秀吉や柴田勝家などは、信長の意図はどこにあるのか・・・・その真意を確かめるようケンに迫りました。

その頃、比叡山の僧たちは、甲斐の武田信玄に援護を要請します。
信玄は信長の居城である岐阜城へ間者を放ち、信長軍の様子を探らせようとしました。
しかし、武田方の動きを察知した信長は、相手の動きを牽制しつつ、松永久秀の動きに注意するよう楓の命じたのです。

信長は、やっぱり松永久秀のことを信用していないのですね。

そこは、濃姫も同様で、久秀に「どこに情報を売るのか?」と核心を突くようなことを言われて、焦るのでした。

一方、濃姫はケンのことも信用していません。
信長の様子を探ろうとするケンに不信を抱き、再び捕らえます。

第1話では、濃姫は信長の敵か?とも思えましたが、どうやら「殿、LOVE」のようですね。

家臣たちが動揺し、ケンに信長の真意を探るよう迫ったことが分かると、濃姫は、昔、山菜採りに行った時のことを語り始めました。

山の山菜を全て採り尽くすよう命じる濃姫に、信長は「全部採るのは獣」と言って、諭したのです。

若かりし頃の信長と濃姫・・・・。メイク?髪型?二人とも本当に若く見えて、何だか可愛かったですね。(笑)

濃姫の話から、ケンは閃きます。

そして、信長に山ウドを使った料理を出し、これを「信長の心」として比叡山焼き討ちの前に家臣たちにふるまっていいかと訪ねました。
最初は「何のマネだ」と怒る信長でしたが、ケンの真剣な思いに折れ、「これで良い。皆にふるまえ」とOKを出すのです。

さらに信長は、大量の山菜採りは大変だろうから家臣たちを連れていくよう言います。そして、そこには必ず秀吉を連れて行くようにとも・・・・。

しかし、武士である家臣たちは、なかなか思うように山菜を採ることができません。
そんな中、農民出身である秀吉は、どんどん山ウドを採っていきます。

秀吉が行くところに家臣たちも群がり、やがて山ウドを採れるようになります。
そして、全部採ろうとする家臣たちに木下は血相を変えて、「山の掟」について語るのでした。

「なりませぬそれは山の掟に反する事にございます!山菜はあるからといって全て採ってはなりませぬ 必ず一つだけ残すのです!それが来年子を産み未来へ繋がるのでございます!」

この言葉で家臣たちは、気付きます。これが信長の真意なのだと。

信長は、「比叡山に女子供などいない」と言いました。
これを家臣たちは「女子供などいない=皆殺しにせよ」と捉えていました。
しかし、「女子供などいない=存在しないものは殺せない=殺すな」ということだったのです。

直接それを言わなかったのは、どこに敵の耳があるかもしれない・・・・と警戒したためでした。


いよいよ、比叡山の焼き討ちが始まりました。
まずは、麓の坂本の町を攻めていきます。

ところが、坂本の町に僧兵たちの多くがいたのです。
逆に、比叡山にはほとんど人はいませんでした。

どうやら僧たちはほとんどが山を下りて、坂本の町を拠点とし、比叡山はただの象徴となっていたようなのです。

信長はそのことを知っていました。
坂本の町にいた女子供たちは避難させ、僧兵たちを掃討します。
ほとんど人のいない比叡山は、いくつかの寺を焼いただけでした。

比叡山は遠く京からも見える山です。
寺を焼いた煙は京からも見えるはず。
比叡山の焼き討ちは、「歯向かう者は、許さない」という信長の姿勢を示すパフォーマンスだったのだと、ケンは理解したのです。

比叡山の座主は、甲斐の信玄のもとに逃れていき、信長を「比叡山を焼き尽くした魔王」と非難しました。

一方、松永久秀は足利義昭の元を訪れ、「女子供関係なく全て焼き払えと命じた」と伝えます。
これにより足利義昭は信長討伐の意志を固めるのでした。


比叡山焼き討ちについて、これまで当たり前のように描かれてきた信長の残虐非道な戦に、新説を持ち出したのは新鮮でした。
この「新説」については、以下の記事で詳しく述べているので、そちらをご覧下さい。
↓ ↓ ↓
「信長 比叡山焼き討ちの真実!? 」

それにしても『信長のシェフ』はゴールデンに移っても、低予算なのでしょうか?
坂本の町の戦闘シーンが、エキストラが僅か数人で、あまりに迫力に欠けたような・・・・。
ただの小競り合いにしか見えなかったのは私だけでしょうか。(^^;

次回、第3話では甲斐の武田信玄が動き出します!


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信長のシェフ2 第1話感想 ネタバレあり [各話感想]

信長のシェフ』シーズン2の初回は、2時間スペシャルで放送されました。

シーズン1のラストで、平成には戻らず、戦国時代で信長のシェフとして生きていくことを決意したケン。
なぜ、タイムスリップしたのかなどは謎なまま終わりましたが、シーズン2では、そういったことも明らかになるのでしょうか?
初回からは、もちろんそんなことは分からず、今後に期待・・・・といったところでしょうか。

さて、第1話についてです。

浅井・朝倉との戦いの帯同していたケン。
長く続く戦いで、両軍共に疲弊する中、信長から、敵対する朝倉義景と和睦を結ぶための案を出すよう命じられます。

軍師でもない、ただの料理人のケンに、相変わらずムチャクチャなことを言うなぁ・・・・と思ったのは私だけではないと思います。(笑)

しかし、ケンは閃きます。
朝倉の本陣に入り込み、兵士たちの故郷・越前の雑煮をふるまうのです。

この時代、雑煮はお正月だけではなく、祝い事でも食べていたそうで、「雑煮」というものは楽しい思い出と結びつくようです。

朝倉軍の兵士たちはすっかり里心がついてしまいます。
士気が下がり、撤退。ケンの作戦は成功するのです。

ケンは料理だけでなく、心理学にも通じていますよね。

浅井長政は、朝倉軍の突然の撤退がケンの仕業であることを見抜き、ケンを捕まえようと追っ手を放ちます。

もうダメか・・・・というところまで敵が迫ってきますが、間一髪のところで明智光秀に助けられました。

稲垣吾郎さん演じる明智光秀・・・・相変わらず、怪しいですねぇ。
敵なのか、味方なのか・・・・何ともハッキリせず、不気味です。

その頃、石山本願寺では顕如と、将軍・足利義昭が密談をしていました。
そして、顕如の側には、香蓮(かれん)という謎の美女が仕えていました。
香蓮(かれん)は、やっぱり未来から来たのでしょうか?この時代にはないお菓子を作っていました。

さらに甲斐の武田信玄の元には足利義昭からの書状を携えた松永久秀の姿がありました。
松永久秀は、信長が新しく城を築くにあたって家臣として迎えた人物。
信長の周囲の者たちは、口を揃えて久秀を「危険な人物」と言います。

今回、最大に不気味なのがこの人の存在かもしれません。

信長は、ケンに、久秀が献じた茶器を用いて、久秀の腹の中を見せるよう命じます。
その茶器とは、現在の貨幣価値でいうと1億円くらいになります。

ケンは、この茶器に出汁を入れて、松永久秀の怒りを買います。
しかし、信長は「道具は使わなければ意味がない」と、茶器に入っている出汁を自ら久秀に注ぐと申し出ました。
ところが、久秀に近づこうとした信長は、転んでしまい、茶器を落としてしまいます。

久秀は、茶器そっちのけで、信長を助けた・・・・ように見えましたが、実は茶器もしっかり守っていました。

結局のところ、松永久秀とは、そういう人物なのです。

今回、久秀と共に、怪しさを醸し出しているのは、信長の妻・濃姫です。
濃姫は、ケンを捕らえて、料理を作るよう命じます。

海老を使って、蝶をモチーフに盛り付けをしたケン。

濃姫は、「なぜ、自分の名が"帰蝶"であることを知っている?何者か?」と、ケンへの不信感を口にしますが、ケンは「着物に蝶が描かれていたから」と、名前を知っていたことを否定しました。

実際のところ、どうなのでしょう?
ケンは「もっと歴史の勉強をしておけば良かった」と言うくらいなので、本当に知らなかったと考えたほうが妥当でしょうか。

濃姫は、ケンの料理を口にし、その腕は認めました。

しかし、ケンに不信感を抱く濃姫その人が、非常に怪しかったりします。
濃姫も、密かに松永久秀と会って、何やら話をしているではありませんか!


信長は、本願寺との和解を決め、顕如と会うことになりました。
そこで顕如は、香蓮(かれん)に菓子で信長をもてなし、暗殺するよう命じます。

香蓮は、マカロンにナツメグ(ニクズク)を入れて、信長に献上しました。

ナツメグの毒性については、こちらの記事に詳しく書いています。
⇒ 信長のシェフで知ったナツメグ大量摂取の危険性!

マカロンを食べて倒れた信長。
ケンは、すぐに原因がナツメグであることを見抜きます。

信長は、ケンによってニクズクを吐かされ、何とか命の危険を脱しました。

顕如の前に再び姿を現した信長。顕如は驚愕します。

さらに、信長はマカロンのお礼に・・・・と料理を振る舞いました。

一の膳、二の膳・・・・フランス料理のフルコースです。
そして、メインの肉料理に至った時、スパイスに「ニクズク」が登場し、青ざめる顕如。

しかし、ケンが毒になるようなものを出すはずがありません。

信長が肉を口にし、顕如も恐る恐る食べたのでした。

信長暗殺の失敗の責任は、香蓮がとらされることになります。
松永久秀によって、「成敗」という形で、斬られてしまったのです。

香蓮は、久秀に斬られる直前、ケンと話をしています。
香蓮は、どうやら菓子作りを瑶子に習ったようなのです。
香蓮は、瑤子に助けられた・・・・と言います。
そして、瑤子と楽しく菓子を作りながら暮らしていたところ、顕如の魔の手が迫り、瑤子を逃がして、身代わりになったと言います。

瑤子は、平成ではケンの恋人だったと思われる人物。
ケンと同じ時期にタイムスリップし、顕如に助けられました。

第1シーズンの最後で、ケンと共に平成に戻ろうとしますが、ケンは戦国時代に残り、瑤子だけが帰った・・・・かのように見えました。
しかし、エンディングで、古い街並みを歩く瑤子の姿が!

瑤子も戦国時代に残ったのか、または、別の時代にトリップしてしまったのか・・・・正直、謎でした。

しかし、香蓮の話からすると、戦国時代に残ったことになります。

今後、ケンはまた瑤子と会うことになるのでしょうか。

次回、第2話は、比叡山焼き討ちです!


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