信長のシェフ2 第2話感想 ネタバレあり [各話感想]
信長のシェフ』シーズン2の第2話では、とうとう信長が比叡山の焼き討ちを宣言します。
家臣たちは「神や仏に背く行為」と、反対するものの、「ワシは誰に殺されかけたか?」と問われて、黙るしかありません。
信長は、僧侶である本願寺の顕如に殺されかかったのですから。
しかし、料理人のケンは「やめたほうがいいのでは」と意見し、信長の怒りを買って、斬られそうになります。木下藤吉郎秀吉などがケンを庇い、何とかその場は収まりますが、やっぱり比叡山焼き討ちを回避したい秀吉や柴田勝家などは、信長の意図はどこにあるのか・・・・その真意を確かめるようケンに迫りました。
その頃、比叡山の僧たちは、甲斐の武田信玄に援護を要請します。
信玄は信長の居城である岐阜城へ間者を放ち、信長軍の様子を探らせようとしました。
しかし、武田方の動きを察知した信長は、相手の動きを牽制しつつ、松永久秀の動きに注意するよう楓の命じたのです。
信長は、やっぱり松永久秀のことを信用していないのですね。
そこは、濃姫も同様で、久秀に「どこに情報を売るのか?」と核心を突くようなことを言われて、焦るのでした。
一方、濃姫はケンのことも信用していません。
信長の様子を探ろうとするケンに不信を抱き、再び捕らえます。
第1話では、濃姫は信長の敵か?とも思えましたが、どうやら「殿、LOVE」のようですね。
家臣たちが動揺し、ケンに信長の真意を探るよう迫ったことが分かると、濃姫は、昔、山菜採りに行った時のことを語り始めました。
山の山菜を全て採り尽くすよう命じる濃姫に、信長は「全部採るのは獣」と言って、諭したのです。
若かりし頃の信長と濃姫・・・・。メイク?髪型?二人とも本当に若く見えて、何だか可愛かったですね。(笑)
濃姫の話から、ケンは閃きます。
そして、信長に山ウドを使った料理を出し、これを「信長の心」として比叡山焼き討ちの前に家臣たちにふるまっていいかと訪ねました。
最初は「何のマネだ」と怒る信長でしたが、ケンの真剣な思いに折れ、「これで良い。皆にふるまえ」とOKを出すのです。
さらに信長は、大量の山菜採りは大変だろうから家臣たちを連れていくよう言います。そして、そこには必ず秀吉を連れて行くようにとも・・・・。
しかし、武士である家臣たちは、なかなか思うように山菜を採ることができません。
そんな中、農民出身である秀吉は、どんどん山ウドを採っていきます。
秀吉が行くところに家臣たちも群がり、やがて山ウドを採れるようになります。
そして、全部採ろうとする家臣たちに木下は血相を変えて、「山の掟」について語るのでした。
「なりませぬそれは山の掟に反する事にございます!山菜はあるからといって全て採ってはなりませぬ 必ず一つだけ残すのです!それが来年子を産み未来へ繋がるのでございます!」
この言葉で家臣たちは、気付きます。これが信長の真意なのだと。
信長は、「比叡山に女子供などいない」と言いました。
これを家臣たちは「女子供などいない=皆殺しにせよ」と捉えていました。
しかし、「女子供などいない=存在しないものは殺せない=殺すな」ということだったのです。
直接それを言わなかったのは、どこに敵の耳があるかもしれない・・・・と警戒したためでした。
いよいよ、比叡山の焼き討ちが始まりました。
まずは、麓の坂本の町を攻めていきます。
ところが、坂本の町に僧兵たちの多くがいたのです。
逆に、比叡山にはほとんど人はいませんでした。
どうやら僧たちはほとんどが山を下りて、坂本の町を拠点とし、比叡山はただの象徴となっていたようなのです。
信長はそのことを知っていました。
坂本の町にいた女子供たちは避難させ、僧兵たちを掃討します。
ほとんど人のいない比叡山は、いくつかの寺を焼いただけでした。
比叡山は遠く京からも見える山です。
寺を焼いた煙は京からも見えるはず。
比叡山の焼き討ちは、「歯向かう者は、許さない」という信長の姿勢を示すパフォーマンスだったのだと、ケンは理解したのです。
比叡山の座主は、甲斐の信玄のもとに逃れていき、信長を「比叡山を焼き尽くした魔王」と非難しました。
一方、松永久秀は足利義昭の元を訪れ、「女子供関係なく全て焼き払えと命じた」と伝えます。
これにより足利義昭は信長討伐の意志を固めるのでした。
比叡山焼き討ちについて、これまで当たり前のように描かれてきた信長の残虐非道な戦に、新説を持ち出したのは新鮮でした。
この「新説」については、以下の記事で詳しく述べているので、そちらをご覧下さい。
↓ ↓ ↓
「信長 比叡山焼き討ちの真実!? 」
それにしても『信長のシェフ』はゴールデンに移っても、低予算なのでしょうか?
坂本の町の戦闘シーンが、エキストラが僅か数人で、あまりに迫力に欠けたような・・・・。
ただの小競り合いにしか見えなかったのは私だけでしょうか。(^^;
次回、第3話では甲斐の武田信玄が動き出します!
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家臣たちは「神や仏に背く行為」と、反対するものの、「ワシは誰に殺されかけたか?」と問われて、黙るしかありません。
信長は、僧侶である本願寺の顕如に殺されかかったのですから。
しかし、料理人のケンは「やめたほうがいいのでは」と意見し、信長の怒りを買って、斬られそうになります。木下藤吉郎秀吉などがケンを庇い、何とかその場は収まりますが、やっぱり比叡山焼き討ちを回避したい秀吉や柴田勝家などは、信長の意図はどこにあるのか・・・・その真意を確かめるようケンに迫りました。
その頃、比叡山の僧たちは、甲斐の武田信玄に援護を要請します。
信玄は信長の居城である岐阜城へ間者を放ち、信長軍の様子を探らせようとしました。
しかし、武田方の動きを察知した信長は、相手の動きを牽制しつつ、松永久秀の動きに注意するよう楓の命じたのです。
信長は、やっぱり松永久秀のことを信用していないのですね。
そこは、濃姫も同様で、久秀に「どこに情報を売るのか?」と核心を突くようなことを言われて、焦るのでした。
一方、濃姫はケンのことも信用していません。
信長の様子を探ろうとするケンに不信を抱き、再び捕らえます。
第1話では、濃姫は信長の敵か?とも思えましたが、どうやら「殿、LOVE」のようですね。
家臣たちが動揺し、ケンに信長の真意を探るよう迫ったことが分かると、濃姫は、昔、山菜採りに行った時のことを語り始めました。
山の山菜を全て採り尽くすよう命じる濃姫に、信長は「全部採るのは獣」と言って、諭したのです。
若かりし頃の信長と濃姫・・・・。メイク?髪型?二人とも本当に若く見えて、何だか可愛かったですね。(笑)
濃姫の話から、ケンは閃きます。
そして、信長に山ウドを使った料理を出し、これを「信長の心」として比叡山焼き討ちの前に家臣たちにふるまっていいかと訪ねました。
最初は「何のマネだ」と怒る信長でしたが、ケンの真剣な思いに折れ、「これで良い。皆にふるまえ」とOKを出すのです。
さらに信長は、大量の山菜採りは大変だろうから家臣たちを連れていくよう言います。そして、そこには必ず秀吉を連れて行くようにとも・・・・。
しかし、武士である家臣たちは、なかなか思うように山菜を採ることができません。
そんな中、農民出身である秀吉は、どんどん山ウドを採っていきます。
秀吉が行くところに家臣たちも群がり、やがて山ウドを採れるようになります。
そして、全部採ろうとする家臣たちに木下は血相を変えて、「山の掟」について語るのでした。
「なりませぬそれは山の掟に反する事にございます!山菜はあるからといって全て採ってはなりませぬ 必ず一つだけ残すのです!それが来年子を産み未来へ繋がるのでございます!」
この言葉で家臣たちは、気付きます。これが信長の真意なのだと。
信長は、「比叡山に女子供などいない」と言いました。
これを家臣たちは「女子供などいない=皆殺しにせよ」と捉えていました。
しかし、「女子供などいない=存在しないものは殺せない=殺すな」ということだったのです。
直接それを言わなかったのは、どこに敵の耳があるかもしれない・・・・と警戒したためでした。
いよいよ、比叡山の焼き討ちが始まりました。
まずは、麓の坂本の町を攻めていきます。
ところが、坂本の町に僧兵たちの多くがいたのです。
逆に、比叡山にはほとんど人はいませんでした。
どうやら僧たちはほとんどが山を下りて、坂本の町を拠点とし、比叡山はただの象徴となっていたようなのです。
信長はそのことを知っていました。
坂本の町にいた女子供たちは避難させ、僧兵たちを掃討します。
ほとんど人のいない比叡山は、いくつかの寺を焼いただけでした。
比叡山は遠く京からも見える山です。
寺を焼いた煙は京からも見えるはず。
比叡山の焼き討ちは、「歯向かう者は、許さない」という信長の姿勢を示すパフォーマンスだったのだと、ケンは理解したのです。
比叡山の座主は、甲斐の信玄のもとに逃れていき、信長を「比叡山を焼き尽くした魔王」と非難しました。
一方、松永久秀は足利義昭の元を訪れ、「女子供関係なく全て焼き払えと命じた」と伝えます。
これにより足利義昭は信長討伐の意志を固めるのでした。
比叡山焼き討ちについて、これまで当たり前のように描かれてきた信長の残虐非道な戦に、新説を持ち出したのは新鮮でした。
この「新説」については、以下の記事で詳しく述べているので、そちらをご覧下さい。
↓ ↓ ↓
「信長 比叡山焼き討ちの真実!? 」
それにしても『信長のシェフ』はゴールデンに移っても、低予算なのでしょうか?
坂本の町の戦闘シーンが、エキストラが僅か数人で、あまりに迫力に欠けたような・・・・。
ただの小競り合いにしか見えなかったのは私だけでしょうか。(^^;
次回、第3話では甲斐の武田信玄が動き出します!
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